大成功!レベルアップした第2回 U-16旭川プロコン!

 第2回目となるU-16旭川プログラミングコンテスト(U-16旭川プロコン、主催:U-16旭川プログラミングコンテスト実行委員会)が10月13日(土)に旭川市科学館の特別展示室で開催された。U-16旭川プロコンは、競技部門と作品部門の二部門があり、昨年同様、競技部門には20作品、作品部門には10作品が集まった。旭川プロコンの実質的な発案者である下村幸広先生(北海道旭川工業高等学校 情報技術科長)からご提供頂いた写真をもとに大成功を収めたU-16旭川プロコンをレポートする。


受賞者たちは皆、中学生!明日のITエンジニアたちよ、旭川から世界へ羽ばたけ!写真後列の左が下村幸広先生
受賞者たちは皆、中学生!明日のITエンジニアたちよ、旭川から世界へ羽ばたけ!写真後列の左が下村幸広先生

◆ レベルアップした競技部門!

U-16旭川プロコンは「パソコンが好きな中高校生の皆さんに、プログラムの作成やコンピュータで絵を書くことなどを通して、ITに対する興味やものづくりの楽しさを感じてもらい、将来のITエンジニア・ITクリエイターの育成を目的として」開催されている。下村先生によると、競技部門は全国高校生プログラミングコンテスト(高校プロコン、主催:全国情報技術教育研究会)の競技課題「CHaser」をそのまま利用している。これは、下村先生が当時(2011年)指導していた情報処理部が初エントリーながらも高校プロコンの決勝大会に進出し、各校と対戦したことがきっかけだった。決勝大会ではトーナメント方式での直接対決。一見、静かな闘いのようにも見えるが、最強プログラム同士が闘う知力の勝負であり、この熱い闘いである競技課題「CHaser」を地元の旭川でも出来ないか、という想いがあった。もちろん将来的にはオリジナルの競技課題での開催を目指しているそうだが、蓋を開けてみると「昨年の反省でもう一年同じプラットフォーム(CHaser2010)でやりたいとのことでしたので全く同じ競技としましたところ、今大会は昨年と比べてレベルアップが著しく、非常に熱戦になりました」と、大変素晴らしい結果となった。


右上写真2点:競技部門でのインタビューの模様。競技部門に参加する最強の?女子中学生たち!昨年の第一回大会では競技部門も作品部門も女子中学生が優勝、金賞を受賞しました。

競技部門でのワンシーン。対戦の様子を凝視する中学生たち。参加者は皆、旭川市在住というところがすごい!
競技部門でのワンシーン。対戦の様子を凝視する中学生たち。参加者は皆、旭川市在住というところがすごい!

こんなに面白く、中学生が熱中できる大会があるなんて素晴らしい!

U-16旭川プロコンのエントリー資格は、競技部門も作品部門も旭川市及び近郊の中学校・高等学校に在籍する16歳以下の学生としている。高校1年生も可としているのは、入学からさほど経っていないことと、その間にプログラミング技術の差が開かないという経験値からだそうだ。実際に昨年の第1回目の優勝者は両部門とも女子中学生という結果だった。また、中学生といえども、熱意ある参加者ばかりであり、大会前にフォローアップされるプログラミング講習会が二回ほど開催されていることも参加者である中学生に挑戦しやすい環境を与えていると言えるだろう。さて、当日の熱戦を見て、後援・協賛している旭川市教育委員会の担当者は「こんなに面白く、中学生が熱中できる大会があるなんて素晴らしい!」と心底感嘆していたと下村先生は報告している。下村先生は「私たちが考えてる以上に子供たちは頑張っているようです。優勝した生徒のコードは1200行!と、本当に苦労した形跡がうかがえるものでした」と、参加者である中学生たちの能力と努力を見て驚きを隠せない様子だ。「勝ちたい、すごいと言われたい、という気持ちは寝食を忘れてのめり込む原動力だなとつくづく思いました。いろいろありましたが、大会を開催して本当に良かったです。」と、第二回目となったU-16旭川プロコンの素晴らしい成果を振り返った。

なお、競技部門、作品部門の全受賞者は以下の通り。

上写真:競技部門「CHaser2010」で見事に優勝した村椿太一(ムラツバキ タイチ:北門中学校2年生)さん

競技部門

優 勝  

北門中学校 2年 村椿 太一

 

準優勝

北門中学校 2年 新田 純己 (上段右)

 

3位

常盤中学校 3年 吉田 啓貴 (中段左)

 

NHK旭川放送局長賞

北門中学校 2年 添田 秦都 (中段右)

 

旭川市教育長賞

常盤中学校 3年 山田 光 (下段左)

   

審判長特別賞

神居中学校 1年 上樂 竜生 (下段右)


上写真:作品部門で金賞を受賞した寺町知華(テラマチ トモカ:緑が丘中学校3年生)さん
上写真:作品部門で金賞を受賞した寺町知華(テラマチ トモカ:緑が丘中学校3年生)さん

 作品部門

金 賞  

緑が丘中学校 3年 寺町 知華 

 

銀 賞

北星中学校 2年 

永満 千佳・森谷 優香(上段左)

 

銅 賞 

北星中学校 2年 滝口 端貴(上段右)

 

NHK旭川放送局長賞

神居中学校 3年 下内 遥生 (中段左)

     

審査委員長特別賞(プログラミング学習) 

北星中学校 3年 酒井 涼一 (中段右)

 

審査委員長特別賞(ミュージック学習)
北星中学校 2年 

永満 千佳・森谷 優香

滝口 端貴・坂上 直子 

 


スタッフ全員で記念撮影。生徒、学生から大人まで、垣根を超えてITを目指す若者を支援しようと立ちあがった
スタッフ全員で記念撮影。生徒、学生から大人まで、垣根を超えてITを目指す若者を支援しようと立ちあがった

旭川市のIT関係者が全面バックアップ!

U-16旭川プロコンのもう一つの大きな特徴は、旭川工業だけでなく、旭川高専の先生、学生が積極的に協力参加していることだ。さらに、北海道大学、地元企業のエンジニアなど、「旭川から世界に羽ばたくエンジニア」のために一致協力し、30もの後援・協賛を得ている。こういった運営面一つ取っても大変素晴らしいコンテストだと言える。 今後も3回、4回、5回と回を重ねていって、北海道全体にこの環が広がっていけば、情報技術教育がもっと発展していくことだろう。旭川から始まった新たな試みにこれからも注目していきたい。

(ITジュニア育成交流協会事務局)