速報!室蘭工業が初出場で初優勝!超白熱の第33回高校プロコン

第33回全国高校生プログラミングコンテスト(高校プロコン、主催:全国情報技術教育研究会)の決勝大会が2012年11月11日(日)、埼玉県桶川市のさいたま文学館にて開催された。今年は全国から51チームの応募があり、予選を勝ち抜いた8校8チームが最強プログラムを携え、高校生日本一を賭けて熱戦を繰り広げた。競技課題は2008年から採用しているネットワーク対戦型の「CHaser」シリーズ最新版「CHaser2012」。三連覇中で、現在、全国最強と謳われる宮城県工業・情報研究部と、準優勝2回を誇る北海道小樽工業の動向が注目されるなか、激戦を制し、見事に初優勝を飾ったのは北海道室蘭工業だった。今回は速報レポートをお送りする。

決勝戦の様子。なんと、北海道同士の決戦!
決勝戦の様子。なんと、北海道同士の決戦!

2012年はリーグ戦を新たに採用
「CHaser」シリーズは5年目ということもあり、決勝大会の方式が一部変更になった。例年はトーナメント方式を採用していたが、今年から8チームをAリーク・Bリーグの2つに分け、リーグ戦を実施した。従来のトーナメント方式は一般的ではあるが、優勝するにはまず初戦で勝たなければならないこと、また、負けた場合は下位決定戦もあるが、試合数も少ないことから、今回はリーグ戦にし、各リーグ4チームのうち、上位2チームが改めて決勝トーナメントに進出できるという新方式となった。この方式によって最初のリーグ戦だけでも3チームと当たり、全6試合を戦うことになる。もちろん、強豪と当たる場合もあるし当たらない場合もあり、一発勝負ではないところも大きな見どころとなった。この方式は賛否もあるかもしれないが、見学者側からすると、新鮮で、かつ、各リーグ内のチームとの様々な対戦はじつに面白かった。

左右に2つのスクリーンを使って、Aリーグ、Bリーグの予選を同時に実施した。どちらも見たい!けれど・・・
左右に2つのスクリーンを使って、Aリーグ、Bリーグの予選を同時に実施した。どちらも見たい!けれど・・・

 

決勝戦は北海道勢同士の戦いに!
各リーグ戦の結果、上位チームは、Aリーク=室蘭工業(1位)、玉川工業(2位)。Bリーグ=旭川工業(1位)、名南工業(2位)となった。そして、決勝トーナメントでは、Aリーク1位突破の室蘭工業とBリーグ2位の名南工業が対戦、Bリーグ1位の旭川工業とAリーグ2位の玉川工業が対戦した。その結果、決勝戦は室蘭工業と旭川工業の北海道勢同士の戦いとなった。

3回連続出場の旭川工業の情報処理部のメンバー。決勝戦での知力を賭けた最後の勝負に挑む!
3回連続出場の旭川工業の情報処理部のメンバー。決勝戦での知力を賭けた最後の勝負に挑む!
対するのは決勝大会初出場の室蘭工業の石橋俊文さん(情報技術科2年)。実は一人での孤独な戦いだった!
対するのは決勝大会初出場の室蘭工業の石橋俊文さん(情報技術科2年)。実は一人での孤独な戦いだった!

 

おめでとう!初出場ながら初優勝した室蘭工業!
そして、決勝戦の前半戦は旭川工業が勝ったが、後半戦では室蘭工業が敵の上にブロックを置く「Put勝ち」を決め、決勝戦での勝敗ルール(Put勝ちの方が上位勝ち)によって優勝を決めた。優勝への決め手はどうやらここがポイントのようだが、詳しいレポートは次回に譲りたい。長時間の各リーグ戦を経て、決勝大会に初出場ながら見事に優勝を勝ち取ったのは北海道室蘭工業高等学校の石橋俊文さんとなった。実は石橋さんは予選および決勝のプログラミング作業を実質一人で行ったそうだ。他校はチーム編成のため、指導教員も含め数人で参加しているが、室蘭工業の石橋さんは、指導教員の坂田俊哉先生(情報技術科)と二人で乗り込んできた。事前の各チームへのインタビューでは「一勝できれば良いです」とはにかんでいた石橋さん。まだ二年生という点でも今後に期待したい!

緊張の決勝戦が終了・・・初優勝が決定した直後、指導教員の坂田俊哉先生(写真右)のもとに駆け寄って嬉しさを爆発させた石橋俊文さん(写真左)
緊張の決勝戦が終了・・・初優勝が決定した直後、指導教員の坂田俊哉先生(写真右)のもとに駆け寄って嬉しさを爆発させた石橋俊文さん(写真左)

ジュニ協では第33回高校プロコン決勝大会に参加した全8校8チームに事前コメントを行っており、この内容と決勝大会の詳細なレポートを近日中にアップする予定です。お楽しみに!

報告 : ITジュニア育成交流協会事務局

決勝戦のポイントはPutでの勝利。Putとは、自らブロックを置くこと。敵の上に置くと勝ちとなる
決勝戦のポイントはPutでの勝利。Putとは、自らブロックを置くこと。敵の上に置くと勝ちとなる