千葉県立千葉商業高等学校 情報処理部

「ITジュニアの活動便り」では、情報技術を学ぶ高校生たちの部活動を紹介しています。今回は、千葉県立千葉商業の「情報処理部」です。

千葉県立千葉商業高等学校は、JR総武線や京成電鉄、モノレールが乗り入れる好立地な千葉市中央区にあります。創立90年という歴史に加え、下記の写真のように平成16年に完成した近代的な新校舎が自慢の商業高校です。千葉商業では情報処理部が活躍中で、全国商業高等学校情報処理競技大会ではじつに7年連続しての団体優勝を継続中という強豪校です。さらに昨年2012年の第33回U-20プログラミング・コンテストでは初めて経済産業大臣賞を受賞しました。様々なコンテストに挑戦し、着々と好成績を残している「情報処理部」の活動について、新部長に就任した鈴木優太さんにレポートして頂きました。
写真:モダンで綺麗な千葉商業校舎


写真:情報処理部のメンバーたち(1・2年生)。真面目で礼儀正しく、部室からは笑い声が聞こえてくる
写真:情報処理部のメンバーたち(1・2年生)。真面目で礼儀正しく、部室からは笑い声が聞こえてくる

Q)部活動の名前と、その由来を教えてください

新部長に就任した鈴木優太です。部の名称は「情報処理部」です。情報処理科の設立に伴って設立したためです。 なお、情報処理科は、平成16年に情報システム科に名称が変更されています。部活のほうでは、伝統を重んじて「情報処理部」のままです。

 

Q)部活動設立時期は?

昭和47年4月です。

 

Q)部員数と学年毎の構成は?

3年生男子12人 女子2人(引退)
2年生男子12人 女子2人
1年生男子20人 女子4人

部室にある最新設備でプログラミングに集中する部員
部室にある最新設備でプログラミングに集中する部員

 

Q)情報処理部の活動体制は?

2年生が1年生を指導します。その指導体制として、用語班、ワープロ検定班、エクセル検定班、プログラム検定班に分かれます。2年生の10月からは、次年度のプロコンに向けて、2~3班に分かれます。今年は、3つの班に分かれて、それぞれがチームを組んで作品づくりに取り組み、3年生の夏まで活動します。

 

Q)情報処理部の良いところは?

みんな仲が良いところです。部員同士で教えあったり、よくご飯を食べに行ったりなど...プライベートでも仲がいいです。

 

Q)情報処理部の得意分野は?

1年生が急激に増えたこともあり、講義をできるだけ早く進めました。その分、模擬問題を多く解くことができたので、合格者を多く出せました。エクセル、プログラミング(VB)、ワープロでも合格者数が80%を超えました。

新部長の鈴木優太さん(右)と副部長(左)の押村美樹さんが伝統ある情報処理部をけん引していきます!
新部長の鈴木優太さん(右)と副部長(左)の押村美樹さんが伝統ある情報処理部をけん引していきます!

Q)新部長として今年は何を目指しますか?

情報処理競技大会 千葉県予選8連覇と、

プログラミングコンテスト上位入賞です。

 

Q)情報処理部顧問の先生をご紹介ください

情報処理科の鵜野澤博先生です。

 

Q)普段はどのような指導をされていますか?

プログラミング・エクセルなど全商検定の解説、国家試験などの難問解説の他、部員たちがプロコンで生じる悩みを解決されます。


写真上)鵜野澤博先生(情報処理科教諭)。U-20プロコンで経済産業大臣賞を受賞した「HTML Creation Tool」制作チームを指導した。

U-20プロコン「HTML Creation Tool」制作チームと情報処理部OBの木村君(左)と
U-20プロコン「HTML Creation Tool」制作チームと情報処理部OBの木村君(左)と

 

Q)今年(2013年)参加予定コンテストは

全国高等学校情報科学競技大会 ~城西国際大学主催~

千葉県情報処理競技大会 ~全国商業高等学校協会主催~

全国IT簿記選手権 ~東京IT会計簿記法律専門学校主催~

全商プログラミングコンテスト ~全国商業高等学校協会主催~

U-20プログラミング・コンテスト ~情報化月間推進会議 経済産業省~

 

Q)昨年2012年に参加したコンテスト出場はどのようにして決めた?

競技大会は校内選考をして、成績優秀者が選ばれます。

プログラミングコンテストは、全員がグループに分かれて参加します。

 

Q)過去の自慢できるコンテスト成績は?

第33回U-20プログラミング・コンテスト 経済産業大臣賞!!

全国商業高等学校情報処理競技大会 千葉県予選 7年連続団体優勝 継続中!!

8連覇目指して、9連覇を目指して頑張っていきます。

全国商業高等学校協会主催の全商プロコンで優秀賞を受賞したメンバーたち
全国商業高等学校協会主催の全商プロコンで優秀賞を受賞したメンバーたち

 

千葉県立千葉商業高等学校「情報処理部」がその名を全国区に轟かせたのは、昨年2012年に開催された第33回U-20プログラミング・コンテスト団体部門での経済産業大臣賞受賞でした。下記の写真は都内にて開催された最終審査会でのカットですが、発表もハキハキとしてよどみなく、自信がみなぎっていました。白いワイシャツ姿(これぞ高校生!)が新鮮でした。受賞作品「HTML Creation Tool」は、最新のHTML形式であるHTML5の作成を行うためのプログラムで、製品のように完全に完成されたものではなく、後輩に引き継ぐような機能も残しながら、未来志向的な部分もかえって好印象でした。指導教員の鵜野澤博先生がたまたま最終審査会場で前の席におり、ビデオ撮影をしながら、終始微笑みながら彼らの発表を見守っていたのが印象的でした。なお、この受賞によって「HTML Creation Tool」製作チームはBCN ITジュニア賞2013を受賞しました。

 

千葉商業「情報処理部」に経済産業大臣賞をもたらした上田祥仁さん、小杉祥樹さん、足立恭介さん(情報システム科3年)
千葉商業「情報処理部」に経済産業大臣賞をもたらした上田祥仁さん、小杉祥樹さん、足立恭介さん(情報システム科3年)

 

商業高校生が目指すそれぞれのコンテストは、IT業界にいる我々もあまり馴染みのないものばかりですが、ITは簿記の世界にも広がっていますし、何より情報処理部では、ソフト開発に挑戦したいという生徒も在籍しています。そのレベルの高さは昨年のU-20プロコンで証明されました。また、全商プロコンでもつねに上位入賞(昨年は優秀賞)しており、千葉商業「情報処理部」の実力と実績は全国区と言って良いでしょう。情報技術(プログラミングなど)そのものではあまり名前を聞かない商業高校ですが、千葉商業「情報処理部」の実態はプログラミングに興味を持ち、様々なITコンテストに挑戦する生徒が集っています。これからは商業高校の部活動にも要注目です!

(ITジュニア育成交流協会 事務局)