全情研 北海道大会レポート

高校プロコンを主催し、全国の情報技術教育の普及と推進を図る全国情報技術教育研究会(全情研)の第42回全国大会が北海道札幌市の札幌全日空ホテルにて8月1日(木)から2日(金)にわたって盛大に開催されました。ジュニ協では例年、特製の紙袋および大会パンフレットへの広告提供のほか、大会中に発表された研究発表の本サイトへの掲載などを通じて情報教育に携わる先生方を支援しております。
(ITジュニア育成交流協会 事務局)

総会にて会長交代を発表
総会に先立って開催された理事会において、現会長の加藤久佳会長(埼玉県立川越工業高等学校校長)の退任と、それに伴う新会長の選出と承認が行われました。この度、全情研13代会長に就任されたのは、埼玉県立浦和工業高等学校の宮原浩校長。

 

 

◆ 宮原浩新会長は情報技術科卒の校長

今回退任される加藤会長は、前任の金子正明11代会長の定年(当時熊谷工業校長)に伴い、昨年(2012年)の新潟大会で会長に就任されたばかりでした。本来ならあと1期務める予定だったとのことですが、交代の大きな理由として、宮原新会長が情報技術科卒という強みから、全情研のさらなる発展にその知識と手腕に期待して交代を前倒しをしたとのことです。なお、加藤校長は、今後も引き続き理事に留まり、宮原新会長と全情研を支えていくことを明言されています。

 

 

 今年も高校プロコンなどの独自活動を実施

こうして北海道大会の開会式の後に行われた総会では、早速参加者の前で、会長交代の経緯と宮原新会長の紹介がされ、その後は宮原新会長の司会進行によって、本年度の事業計

加藤久佳12代会長(埼玉県立川越工業高等学校校長)
加藤久佳12代会長(埼玉県立川越工業高等学校校長)
宮原浩13代会長(埼玉県立浦和工業高等学校校長)
宮原浩13代会長(埼玉県立浦和工業高等学校校長)

画、会計予算の承認が行われました。今年度の事業計画については全情研の事務局から以下のような活動予定が発表されました。

 

夏季講習会

平成25年8月21日(水)~23日(金)

於:埼玉県立浦和工業高等学校

テーマ:競技プログラミングのためのデータ構造とアルゴリズム入門

 

第34回全国高校生プログラミングコンテスト

課題テーマ:CHaser2013

申込期日:平成25年8月30日(金)

課題提出期日:平成25年9月6日(金)

大会日程:予選=10月、本戦11月9日(土)

 

この他、全情研では高校生ものづくりコンテスト・電子回路組立部門の支援をしており、今年もホームページへの情報掲載のほか、各地区の研究協議会の開催を予定しております。

 

左)加藤久佳前会長、右)宮原浩新会長
左)加藤久佳前会長、右)宮原浩新会長

 

 

情報教育の実態がわかる研究発表

全情研の全国大会は、「高等学校に於ける情報技術教育の研究発表、研究協議を通して会員の資質向上と情報技術教育の発展を図る」ことを目的に毎年開催されています。今年は、北は北海道から南は沖縄まで全国大会にふさわしい研究発表が揃いました。全国大会の大きな魅力は、情報技術科の先生方がこれまで取り組んできた素晴らしい成果を直接聞けるという点です。また、質疑応答でも積極的な質問が飛び交っているのを聞いていると、研究発表の内容によって参加者の先生方が大きな刺激を受けているのがわかります。これが全国大会の大きな魅力の一つでしょう。なお、ジュニ協ではここで発表された研究論文を毎年掲載しております。 

研究論文の発表は今年も分科会形式で2会場で開催された
研究論文の発表は今年も分科会形式で2会場で開催された

◆ 平成26年の全国大会は四国・徳島で開催

本年の北海道大会では北海道札幌工業高等学校の昆野茂校長が大会実行委員長を務め、事務手続きなどは北海道札幌琴似工業高等学校の先生方を中心に準備が進められました。また、総会前日からの会場設営準備等は全情研加盟の北海道の工業高校(旭川工業、苫小牧工業、函館工業、室蘭工業、札幌国際情報高校)の先生方が一丸となって運営にあたりました。二日間の大会運営のほか、初日の夜に開催された教育懇談会についても積極的にお互いの情報交換行われ、どれをとっても大変素晴らしい大会でした。なお、大会の最後には来年の四国大会の実行委員長となった徳島県立徳島科学技術高等学校の加渡義治校長が挨拶されました。来年の第43回全国大会は平成26年8月7日(木)から8日(金)までの2日間を予定しています。詳細は全情研のホームページに掲載される予定です。

 

 

ソフトウェアの開発は情報技術の真髄
大会期間中の二日間とも天気に恵まれた全国情報技術教育研究会第42回全国大会・北海道大会。大会のレポートの締めくくりとして、閉会式での宮原浩・新校長の言葉を紹介したいと思います。「情報技術の世界は、技術革新がめざましく、自分たちが教わった技術は過去のものになったり、すでに使われなくなった専門用語すらあります。そういう時代の中でも1つだけ変わらないものがあります。それはソフトウェアの開発だけは、決して全自動では出来ないということです。ソフトウェアの開発は、人間の頭、手によってし開発できないのです」宮原浩・新校長の挨拶は情報技術の本質を想い起こさせると共に、全情研の新たな指針を示すかのような大変素晴らしい内容でした。宮原新会長が率いる全情研の今後の活動に今後も目が離せません。


 

初日の夜に開催された教育懇談会。来賓者も多く参加し、情報教育について熱心な意見が取り交わされた
初日の夜に開催された教育懇談会。来賓者も多く参加し、情報教育について熱心な意見が取り交わされた
平成26年度(2014年)第43回大会の大会実行委員長となった徳島県立徳島科学技術高等学校の加渡義治校長
平成26年度(2014年)第43回大会の大会実行委員長となった徳島県立徳島科学技術高等学校の加渡義治校長
高校プロコンの資料の他、ネット上でも対戦可能な新たな試みであるCHaser OnlineのDVDも配布された
高校プロコンの資料の他、ネット上でも対戦可能な新たな試みであるCHaser OnlineのDVDも配布された

下記の写真は大会開催前の会場を撮影したものです。机にはジュニ協の特製紙袋が置いてあります。ジュニ協では来年の徳島大会でも紙袋を提供する予定です。