2015年

2月

26日

BCN ITジュニア賞 2015、大人たちと歴代受賞者からのエール

 1月16日、東京・有楽町の東京国際フォーラム B7ホールで、「BCN AWARD 2015/BCN ITジュニア賞 2015」表彰式が執り行われた。

 日本のトップベンダーである「BCN AWARD 2015」受賞社代表諸氏が見守るなか始まった「BCN ITジュニア賞 2015」表彰式。最初に、表彰式の運営に協力するITジュニア育成交流協会の協賛企業を代表して、シー・エフ・デー販売の森下正敏社長が挨拶に立った。森下社長は、受賞者たちのすばらしい成果を称えるとともに、昨年、ITジュニア育成交流協会と協力してサポートした北海道旭川市でのパソコン組立て教室の事例を紹介しながら、「今後もITジュニアの育成支援を強力に推進していく」と約束した。

ITジュニア育成交流協会の協賛企業代表として挨拶に立ったシー・エフ・デー販売の森下正敏社長
ITジュニア育成交流協会の協賛企業代表として挨拶に立ったシー・エフ・デー販売の森下正敏社長

 続いて、名前を呼ばれた受賞者がレッドカーペットの上を歩いて次々にステージ上へ。そして、協会協賛企業のプレゼンターの方々から、賞状とトロフィーが贈られた。緊張の面もちでトロフィーを受け取る受賞者たちにプレゼンターが声をかけると、表情が緩んでいく。会場は大きな拍手に包まれた。(くわしくはこちら=http://www.ajitep.org/2015/02/09/http-www-ajitep-org-2015-01-16-bcnitjr-2015-sokuho/

 受賞者を代表して挨拶した大阪府立大学工業高等専門学校の三上和馬さんは、スマートフォンを片手に登場。「緊張してしまうたちで、スマートフォンでカンニングさせてください」と会場の笑みを誘った。そして、「このような栄えある賞をいただくことができたのは、指導教員の方やコンテスト関係者、チームメイトのおかげです。改めて感謝いたします」とお礼を述べたあと、BCN ITジュニア賞受賞につながった全国高等専門学校プログラミングコンテスト競技部門の作品を説明した。「過去5年間参加してきて、今年初めて優勝した思い入れの深い部門。プログラムにパズルなどを解かせる速度や精度を競うもの。例年通り課題は難しかったが、チームメイトの尽力もあって、優勝することができた」と報告した。「今日、この場には、アルゴリズム色の強いコンテストで優秀な成績を収めた方もいれば、ものづくりのすばらしい技術で優勝した方もいる。この機会に、ぜひ交流を深めて帰りたい」と、期待を語った。

受賞者代表の大阪府立大学工業高等専門学校5年、三上和馬さん
受賞者代表の大阪府立大学工業高等専門学校5年、三上和馬さん

 続いて、司会が受賞校・受賞者の指導にあたられた先生方を紹介。壇上の受賞者からは感謝の拍手が、会場からは祝福の拍手が送られた。

受賞者の指導にあたられた先生方。左から、国立高知工業高等専門学校の今井一雅教授、国立香川高等専門学校詫間キャンパスの金澤啓三准教授、大阪府立大学工業高等専門学校の窪田哲也准教授、大分県立鶴崎工業高等学校の佐藤賢治教諭、宮城県工業高等学校の平子英樹教諭、長野県松本工業高等学校の三澤実教諭、国立鳥羽商船高等専門学校の江崎修央准教授
受賞者の指導にあたられた先生方。左から、国立高知工業高等専門学校の今井一雅教授、国立香川高等専門学校詫間キャンパスの金澤啓三准教授、大阪府立大学工業高等専門学校の窪田哲也准教授、大分県立鶴崎工業高等学校の佐藤賢治教諭、宮城県工業高等学校の平子英樹教諭、長野県松本工業高等学校の三澤実教諭、国立鳥羽商船高等専門学校の江崎修央准教授

 今年の表彰式は、BCN ITジュニア賞10周年を記念して、ITジュニア育成交流協会が第一回の「BCN ITジュニア賞 2006」から昨年の「2014」まで、9年間の歴代受賞者を表彰式に招待。歴代受賞者を代表して、国立鳥羽商船高等専門学校在学中、BCN ITジュニア賞 2006を受賞した上村直也さんが挨拶に立った。

BCN ITジュニア賞 2006の受賞者で、現在、三重県志摩市で訪問介護会社を経営する上村直也さん
BCN ITジュニア賞 2006の受賞者で、現在、三重県志摩市で訪問介護会社を経営する上村直也さん

 受賞したプログラム制作チームのリーダーを務めていた上村さんは、「チームをまとめるのに非常に苦労した。しかし、いま思うとコミュニケーション能力が養われた得がたい機会だった。現在は訪問介護の会社を経営しているが、分野は異なってもその経験は非常に大きかった」と当時を振り返ったあと、「受賞者の皆さんには、ぜひさまざまなことにチャレンジし、さまざまな人と交流してほしい。チャレンジすることで自分の技術を最大限に発揮できる場所が見つかるし、交流することでいろいろな角度からものごとを見ることができるようになる。何年かのちに皆さんが活躍され、皆さんの名前が世に出たとき、それを見聞きするのを楽しみにしている」と、後輩たちに最上のエールを送った。

 IT業界の先輩たちと歴代受賞者が見守るなか、今年の受賞者は堂々とした姿勢で壇上に立ち、大きな拍手を浴びた。この貴重な体験が、今後のITジュニアの皆さんの活躍に、ひいてはIT産業の発展に資することを期待する。