U-22プログラミング・コンテスト2015最終審査会開催、小学生も経産大臣賞に輝く

 

一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)の会員企業で構成するU-22プログラミング・コンテスト実行委員会(青野慶久実行委員長)は、10月4日、東京・秋葉原の秋葉原UDXでU-22プログラミング・コンテスト2015の最終審査会を開催した。


 

 U-22プログラミング・コンテストは、昨年、それまで経済産業省が主催してきた「U-20プログラミング・コンテスト」をCSAJの主催に衣替えし、新たにスタートした。日本の未来を創造する若者を企業が応援し、すぐれたプログラマーを発掘して、日本のイノベーションを底上げするという理念を掲げる。U-20プログラミングコンテスト時代から数えて36回目となる伝統あるコンテストだ。


青野慶久実行委員長(サイボウズ社長)
青野慶久実行委員長(サイボウズ社長)

 審査会の冒頭、青野慶久実行委員長は、「優秀な作品が並ぶなかで、どの作品がいいのかを決めるのは非常に難しい。皆さんは『プロダクト』『テクノロジー』『アイデア』という三つの軸を意識してプレゼンテーションしてほしい。楽しい発表を期待している」と挨拶した。


 180点を超える応募作品のなかから、8月の事前審査、9月の一次審査を経て、最終審査会に残ったのは16作品。すべてアプリのかたちで提供され、開発者によるプレゼンテーションでは、開発の意図や開発にあたって苦労した点、実際の使用画面などが語られた。また、ビジネスモデルとしてマネタイズに言及する開発者が多かった。そのなかで、最優秀賞にあたる経済産業大臣賞に選出されたのは、次の4作品だ。

経済産業大臣賞 

「allergy」 中馬慎之祐さん (成蹊小学校)

食物アレルギーをもつ人が、外食の際、アレルゲンになる食物を確実に避けるためのアプリ。7カ国語に対応し、アレルゲンを選択して、その国の言語でお店の人とコミュニケーションする
食物アレルギーをもつ人が、外食の際、アレルゲンになる食物を確実に避けるためのアプリ。7カ国語に対応し、アレルゲンを選択して、その国の言語でお店の人とコミュニケーションする

経済産業大臣賞 

「Streeem」 清水大輝さん (国立米子工業高等専門学校)

一つのキーワードからネット上のさまざまな情報を得るキュレーションアプリ。ニュースだけでなく、ツイートやYouTube、2ちゃんねる、NAVARまとめ、Yahoo知恵袋などにも対応する
一つのキーワードからネット上のさまざまな情報を得るキュレーションアプリ。ニュースだけでなく、ツイートやYouTube、2ちゃんねる、NAVARまとめ、Yahoo知恵袋などにも対応する

経済産業大臣賞 

「すまっとシューター」 KBC射的屋 (河原電子ビジネス専門学校:佐伯星哉さん、眞鍋孝明さん、板本佑磨さん、山田航己さん)

スマートフォンをコントローラにする3Dマルチシューティングゲーム。PCでサイトにアクセスした後、スマートフォンに表示されるQRコードを読み込むと、PCの画面でプレイできる
スマートフォンをコントローラにする3Dマルチシューティングゲーム。PCでサイトにアクセスした後、スマートフォンに表示されるQRコードを読み込むと、PCの画面でプレイできる

経済産業大臣賞 

「Recture ~復習しやすい授業記録アプリ~」 藤坂祐史さん (筑波大学)

授業の音声を記録する学習支援アプリ。音声の重要箇所に簡単な操作でタグづけすることによって、あとからそのタグを手がかりに効率よく復習ができる。学習特価機能を多数搭載する
授業の音声を記録する学習支援アプリ。音声の重要箇所に簡単な操作でタグづけすることによって、あとからそのタグを手がかりに効率よく復習ができる。学習特価機能を多数搭載する

 このほか、最終審査に臨んだ作品に対して、経済産業省商務情報政策局長賞に加えスポンサー企業賞としてサイボウズ賞、OBC賞(オービックビジネスコンサルタント)、さくらインターネット賞、useful賞(日本事務器株式会社)、PCA Dream21賞(ピー・シー・エー)、フォーラムエイト賞、豆蔵ホールディングス賞、そしてCSAJ会長賞が贈られた。


 ITジュニア育成交流協会は、U-22プログラミング・コンテストで経済産業大臣賞に輝いた方々をBCN ITジュニア賞の受賞者として推薦。来年1月29日に東京・有楽町の国際フォーラムで開催されるBCN AWARD/BCN ITジュニア賞表彰式に招待する。