OSC北海道でU-16プロコンのデモンストレーションを実施

 16歳以下の児童・生徒を対象にしたプログラミングコンテスト「U-16プログラミングコンテスト(U-16プロコン)北海道」の実行委員会が、6月18日、札幌市で開催された「オープンソースカンファレンス2016 Hokkaido (OSC北海道)」で、U-16プロコンを支えている大人たちなどによるデモンストレーションを行った。

 オープンソースとは、コンピュータプログラムのソースコードを一般に公開しているソフトウェア。インターネットなどを通じて無償で入手でき、誰でも自由に使用・改変などができるので、世界中の開発者コミュニティや企業が開発・利用している。U-16プロコンを北海道のオープンソース開発者たちが集まるイベント「OSC北海道」で紹介し、理解者や賛同者を募っていくことで、現在の旭川・釧路・帯広から、さらに開催都市を増やしていこうとする試みだ。

 

オープンソースを開発・利用する企業・団体が展示やセミナーで「オープンソースのいま」を提示する「OSC 北海道」
オープンソースを開発・利用する企業・団体が展示やセミナーで「オープンソースのいま」を提示する「OSC 北海道」

 

 約50人の観衆が見守るなか始まったデモンストレーションは、冒頭、実行委員会の下村幸広・旭川工業高校教諭が大会の内容と使用するプログラムを説明。続いて、午前中の予選で勝ち残った4組のプログラムによる対戦を行った。

 

U-16プロコン北海道実行委員会の下村幸広・旭川工業高校教諭が大会で使用するプログラム「CHaser」を説明
U-16プロコン北海道実行委員会の下村幸広・旭川工業高校教諭が大会で使用するプログラム「CHaser」を説明

 

 このプログラムに精通した4組のなかで、圧倒的な強さで勝ったのは、同じ対戦型プログラムを使用する高校生プログラミングコンテストで2012年に優勝した宮城県工業高校のプログラムだった。

 

勝負は「相手より多くアイテムを回収する」「自分のコマが敵のコマの上に乗る」「相手をブロックで動けなくする」ことなどによって決まる
勝負は「相手より多くアイテムを回収する」「自分のコマが敵のコマの上に乗る」「相手をブロックで動けなくする」ことなどによって決まる

 「OSC北海道」の終了後に行われた関係者懇親会には、出展していたクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之代表取締役も顔をみせ、U-16プロコン実行委員会の面々と熱く語り合う場面がみられた。U-16プロコン旭川大会の仕組みを説明する下村教諭に、伊藤代表取締役は自らの歩んできた道を重ねながら質問を重ね、「旭川モデル」の真髄に迫った。最後には、自らが実行委員長を務め、10月10~16日に札幌で開催される映像と音楽、ITの祭典「No Maps」でのU-16プロコンのデモンストレーションを要請し、下村教諭も「ぜひお願いします」と応じた。

 

 U-16プロコン北海道実行委員会は、今後も全国のOSCで機会を見つけてこうしたデモンストレーションを実施し、それぞれの地方で理解者・賛同者を発掘していく。

 

                                                                (文・写真:ITジュニア育成交流協会 市川 正夫)