今年は夏に本番! U-15プロコン松山大会開催

 8月11日、第3回U-15プログラミングコンテスト松山大会が愛媛県松山工業高校で開催された。一昨年、昨年と12月に行ってきた大会だが、今年は心機一転、夏に本番を迎えた。

参加者と松山工業高校メカトロ部の皆さん、実行委員会の面々
参加者と松山工業高校メカトロ部の皆さん、実行委員会の面々

予選1位の中学校3年生、二宮翔さんが優勝

 3回目を迎えたU-15プロコン松山大会。今年は中国・四国地方を襲った7月豪雨の影響で、コンテストの事前講習会として位置づけられるポリテクセンター愛媛「親子ものづくり体験教室」が中止になり、8月4・5日の2日間にわたって松山工業高校で開いた事前講習会に参加した小・中学生13人が本大会に臨んだ。事前講習会でチューターとして参加者の横について指導してきた松山工業高校メカトロ部の部員たちは、大会本番では受付や機器操作など、運営に回ってスムーズな進行をアシストした。

 開会式で、松本純一郎実行委員長は「今年は規模としてはやや小ぶりの大会になったが、これまでにないすぐれたプログラムが揃った」と、期待を口にした。続いて、中村時広愛媛県知事から大会に寄せられた挨拶を代読。中村知事は、愛媛県の子どもたちが楽しみながらプログラミングを体験し、ITに対する興味関心を高める機会を提供していることに感謝の意を表した後、参加する小・中学生たちが「新たな社会をけん引する人材として成長してくれることを期待している」と結んだ。

 今年から大会を支援しているソリューション・パッケージ開発のアイサイトの仙波克彦社長は、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ、ラリー・ペイジの名を挙げ、「彼らは皆、アイデアをかたちにしている。皆さんもプログラミングを学ぶことでイメージをかたちにする力をつけてほしい」とエールを送った。これに呼応するように、会場を提供した松山工業高校の内藤善文校長は、知的財産教育への取り組みを紹介したうえで、「プログラミングによって、アイデアを現実のものにできる。がんばってほしい」と参加者を激励した。

競技の実況と解説は電子機械科の山岸貴弘教諭が担当した
競技の実況と解説は電子機械科の山岸貴弘教諭が担当した

 対戦型のゲーミングプラットフォーム「CHaser」で行われる競技は、まず予選で各選手がボットと対決。得点順に上から8人が決勝トーナメントに出場して、先攻・後攻を入れ替えた2試合を戦って優勝を目指した。松本実行委員長の言葉通り、参加者の書いたプログラムはキャラクタをスムーズに動かし、壁に突っ込んで自爆してしまったり、自分の周囲に壁を置いて動けなくなったりする場面は非常に少なかった。

 決勝トーナメントの結果、優勝したのは予選を1位で勝ち上がった松山市立北条南中学校3年生の二宮翔さん。オーソドックスでミスの少ない動きで、決勝戦の相手、小学校6年生の池田龍馬さんを下した。二宮さんは、来年1月18日に開催されるBCN AWARD 2019/BCN ITジュニア賞2019表彰式に招待され、BCN ITジュニア U-16賞を授与される。

(文・写真:ITジュニア育成交流協会 市川正夫)