九州初、久留米高専で第1回U-16プログラミングコンテスト福岡大会を開催

 第1回「U-16プログラミングコンテスト福岡大会(U-16福岡プロコン」)作品部門が11月3日、高専祭で賑わう福岡県久留米市の久留米工業高等専門学校で開催された。

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会場となった高専祭開始直前の久留米高専

 主催のU-16プログラミングコンテスト福岡大会実行委員会の黒木祥光委員長(久留米高専・制御情報工学科 教授)は、8月に開催を決定してからのスピード展開となったため、申込みが7名、当日参加が5名と小規模になったとしながらも、小学1年生から中学2年生までの幅広い年代の生徒が参加してくれ、第1回大会が福岡で開催できたことを喜んでいた。

 審査はプレゼン審査と作品展示審査で行われ、プレゼン審査では参加者がスライドで作品紹介と工夫した点や苦労した所を説明、作品展示審査では審査員が個別に質疑をおこなう形で進められた。学園祭の中で実施されたこともあり、高専の学生たちも自由に出入りして参加者のパソコン画面をのぞきながら質問していた。

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審査員や高専生も作品に興味津々

 最優秀賞に輝いたのは、「BREKE TELLER」を制作した中学2年生の高橋直生さん。自転車通学をしていて、前方の人やモノにヒヤッとしたことがあり、自転車装着の注意喚起システムをつくることを思い立ったそう。「まだまだ改善したいところがある」と控えめな言葉ながら、最優秀賞で東京開催の「BCN ITジュニア賞表彰式」へご招待と聞いて「お台場に行きたい。"アキバ"はお台場だから。」と顔をほころばせていた。

 副賞として、ITジュニア育成交流協会の協賛企業から「SPOTLIGHT PRESENTATION REMOTE」(提供:日本事務器)、「上倉エクメッシュポーチ」(提供:クリプトン・フューチャー・メディア)、「エクレア ブルーライト対策メガネ」(提供:エレコム)が最優秀賞、第二位、第三位の入賞者に授与された。

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第1回U-16プログラミングコンテスト福岡大会 表彰式