オンラインで第2回を開催、U-16プロコン福岡大会

 福岡大会実行委員会は、12月13日初のオンラインで『第2回U-16プログラミングコンテスト福岡大会』作品部門を開催した。

 第1回は実行委員長の黒木教授が教鞭をとる久留米高専の文化祭で開催したが、今年はコロナ感染防止対策のため学校には関係者以外は入ることができない。継続開催のため地元のプログラミング教育ネットワークの協力を仰ぎ、5名の応募を得た。福岡大会でも5名のうち4名は小学生と小学生がメイン。Zoomでの作品説明でも、あどけなさの残る声ながら自然体の堂々とした話しぶりは、デジタルネイティブ世代を改めて強く感じさせるものだった。

 今回のテーマは『自由に作成したデジタル作品』。ミュージックアートを制作した中学1年生の杉山蒼葉さんが最優秀賞を受賞した。杉山さんはインターネットを中心に活動する米津玄師の前身、ボカロP・ハチ時代の『パンダヒーロー』という曲が好きでファンアート的なものを制作したかったという。音楽に合わせてダンスする少年は、ロトスコープという手法を使いアニメーションにおこした。なめらかな動きにするため261枚もの画像を描いたそうだ。

作品説明をする杉山蒼葉さん

作品説明をする杉山蒼葉さん

 杉山さんは『この作品づくりで何週間も週末をつぶしたが、出来上がって嬉しい』とコメント、審査員からは完成度の高さを評価された。

 杉山さんは来年1月の『BCN ITジュニア賞2021』でU-16賞を受賞する。