ステイホームの時間でプログラミングに目覚め、第3回U-16山梨プログラミングコンテスト

 11月21日、秋晴れのもと甲府駅前にある山梨県立図書館1階のイベントスペースで『第3回U-16山梨プログラミングコンテスト』が開催された。毎年、山梨で『夏休み親子ものづくりイベント』の講師を務めている電波新聞社・特別相談役の大橋太郎氏が開会の挨拶で「学んだ技術で社会をよくしていきましょう」と述べたあと、作品発表がおこなわれた。

開会の挨拶、電波新聞社・特別取締役の大橋太郎氏

開会の挨拶、電波新聞社・特別取締役の大橋太郎氏

 大会はプレゼンと審査員による質疑応答で進んだ。今回の参加者4名のうち3名が小学生。学校でScrachを学んだことがきっかけで興味を持ち作品をつくるに至った等、小学校でのプログラミング教育が浸透しはじめていることを実感した。

 金賞に輝いたのは、小学6年生の堀江晃太郎さん。堀江さんのアクションゲームはステージ7まで作られ、最後のゴールでは弾幕が張られて達成感を味わえる。コロナで暇だったから自分で本を読んで作ったとコメント。優勝した堀江さんは、来年1月におこなわれる『BCN ITジュニア賞2021』でも表彰される。

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金賞の堀江晃太郎さん、審査委員長の宮本久仁男氏から賞状

『U-16山梨プロコン』は今年3回目。2年連続金賞を受賞し、高校1年で最後の参加になった吉川椛さん、休憩時間には作品の質問をする参加親子に囲まれ、年長としての貫禄をみせていた。今回は作品部門のみの開催だったが、会場は応援で駆け付けた参加者の家族や兄弟姉妹、プログラミングに興味をもつ親子などで賑わい、早くも来年の大会に向けて期待が高まった。

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U-16山梨プロコン会場の様子