高専プロコン開幕まであと40日! ラストスパートに腕を撫す

 全国高等専門学校第29回プログラミングコンテスト(高専プロコン)は、阿南工業高等専門学校を主管校に、10月27・28日、徳島市のアスティ徳島で本選が開催される。大会のテーマは「ITの未来はここにあるでないで!」だ。ちなみに「あるでないで」とは、徳島の方言、阿波弁で「あるじゃないか」の意。

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 高専プロコンは、高専の学生たちが日頃の学習成果を生かしてIT分野のアイデアと実現力を競う場だ。与えられた課題に従って作品をつくる「課題部門」、自由なテーマで独創的な作品をつくる「自由部門」、与えられたルールの下でチーム同士が戦う「競技部門」がある。今年の課題部門は、高専が教育目標の一つに掲げる「地域貢献」をテーマにした新たな課題「ICT を活用した地域活性化」が出題された。また競技部門は、第26回長野大会から3年続いたパズルゲームが、今回、陣取りゲームに衣替え。3人一組のチームでマス目に区切ったフィールドで、いかに多くの陣地を占有するかを競う。

 5月の締め切りまでに、課題部門に41高専から56作品、自由部門に40高専から52作品、競技部門に60高専(キャンパス)からの応募があり、6月に行われた書類審査による予選で、課題部門20作品、自由部門20作品、競技部門59作品が本選出場を決めた。さらに、今年で競技部門が25回目を迎えることを記念して行われる「競技アイデア募集企画」は、OBチームも含めて10作品が予選を通過し、本選に臨む。

 高専プロコン本選に出場するチームは、いまの時期、本選当日に向けて毎日作品の仕上げとプレゼンテーションの練習に励んでいる。10月27・28日、お近くの方はぜひ足を運んで、高専生たちの発想する力とそれを実現する力をご覧いただき、また競技部門で繰り広げられる熱い闘いを楽しんでいただきたい。
(ITジュニア育成交流協会 市川正夫)