プロコンOBOGたちが地元を大応援!U-16プロコン北海道大会

 11月3日、U-16プログラミングコンテスト旭川大会と北海道大会がオンラインで実施された。中継はイオンモール旭川駅前のイオンホールよりYoutubeで配信された。

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「大会のパンフレット表紙」

 開会宣言は実行委員である旭川工業高等専門学校の佐竹利文教授。続く挨拶では実行委員長の旭川高専・高橋薫校長が「日本が世界から遅れているICTの基幹技術を将来支える若い世代の才能発見、育成にとって大変良い機会である」と話した。

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「U-16 旭川プロコン実行委員長 高橋薫氏(旭川工業高等専門学校 校長)」

 午前中は競技『CHaser』によるプログラム対戦の予選で、参加者34名全員がボットプログラムと対戦し、上位12人が午後の北海道大会に勝ち上がる。昼の休憩時間に作品部門とIoT部門の作品が配信された。

 午後の北海道大会(兼旭川大会の決勝戦)では札幌大会、函館大会、釧路大会の上位4人、総勢24人によるトーナメント戦である。一回戦では、いきなり昨年の優勝者と2位がぶつかり大接戦を展開、三回戦では、アイテムを大量に獲得して"待ち"体制になった相手をブロックで囲んでPUT勝ちするという珍しい好プレイが出たり、会場やYoutubeのコメント欄も大いに沸いた。U-16プロコンOBという解説者たちは、プログラム改善のヒントをコメントつつ、それとなく地元校にエールを送り、地区対決の熱い闘志を感じた大会でもあった。

 昨年の優勝者、妻沼朔寿さんもお馴染み『優勝者』という名前のプログラムで旭川高専から北海道大会に勝ち上がった。今回が年齢制限最後の大会だったが、惜しくも敗退。しかし審査員を唸らせる戦術で審判委員長特別賞を受賞した。

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「アイテム数合計で勝利宣言があった瞬間」

 精鋭24名の頂点に立ったのは、同級生同士の対決となった決勝戦を制した札幌日本大学中学校3年の菊地結翔さん。優勝インタビューでは「いくつもプログラムを作って対戦させ、一番優れたプログラムを出せたから」と努力の一端を語った。

 作品部門では、中富良野中学校1年の中公ももねさん、IoT部門では旭川市立中央中学校パソコン部2年チームが金賞を受賞、旭川市立中央中学校パソコン部2年チームは教育長賞も受賞した。