U-16プロコン三重大会、作品部門で開催

 第3回U-16プログラミングコンテスト三重大会が、10月27日、鳥羽市の鳥羽商船高等専門学校で開催された。

Photo_1_三重.JPG 鳥羽商船高専は、毎年夏休みに地域の小・中学生に科学・技術やものづくりを体験してもらう公開講座「サイテクランド in 鳥羽商船高専」のなかにプログラミング講座「いちごジャムでマイコンプログラミング」を設け、子どもたちにプログラミング体験を提供してきた。2017年にはこれを秋に行うコンテストの事前講習会として実施。3年目の今年は参加者が30人を超え、10月27日の鳥羽商船高専の文化祭「海学祭」に合わせて行われる作品部門のコンテストに向けて、作品をブラッシュアップしてきた。

 最終的にコンテストに臨んだのは、29人の小・中学生たち。展示作品の間を回る審査員たちに制作した子どもが作品の特徴や開発の経緯などを説明し、質問に答えていく。身近な課題を解決するために組んだシステム、ロボット、ゲームなど、個性溢れる作品を前にした審査員の顔にはほほ笑み浮かんでいた。

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井村風海大さんの「シュクダイオワラセール」は宿題を終わらせないとLINEで告げ口されてしまうという作品

 審査基準の「発表」「アイデア」「技術」の3点を点数制で審査した結果、最優秀賞に輝いたのは中学校3年生の井村風海大さんの作品「シュクダイオワラセール」、優秀賞には同点で昨年最優秀賞を獲得した中学校1年生の田中魁さん「リアル野球ゲーム」、中学校2年生の白川琥大さん「空想宇宙」が入った。

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最優秀賞に輝いた中学校3年生の井村風海大さん

 来年1月24日にBCNが開催するBCN ITジュニア賞/BCN ITジュニア U-16賞表彰式では、他地域のU-16プロコン優勝者たちとともにステージに立つ井村さんの雄姿が見られることだろう。

(文・写真:ITジュニア育成交流協会 市川 正夫)