U-16プロコン北海道大会 番外編

富良野の表彰式に行ってきました/理事・下村幸広

 『U-16プログラミングコンテスト北海道大会』が終了した後117日、競技の解説を担当したサイボウズ・西原翔太氏(Local・理事)が出身地、富良野へ賞状と副賞を届けると聞き、同行させてもらった。

 富良野では『ふらのみらいらぼ』代表の佐藤直美さんほか3名のメンバーが待っていて、地域だけの表彰式が始まった。佐藤直美さんによる挨拶のあと、西原翔太氏による表彰、そして私(下村)が激励のコメント、最後に再び西原氏の総評という流れで進行した。

富良野レポート写真1

『ふらのみらいらぼ』代表の佐藤直美さん

富良野レポート写真2

3位入賞の石黒幹太くん、おめでとう!

 『ふらのみらいらぼ』は4つのプログラムを展開しており、その目標は多世代による交流と富良野を大切にしたい、この街に生まれた良かったという郷土を愛する心をはぐくみ、地域の豊かな社会づくりをしていこうという富良野市の取り組みだ。

 富良野から『U-16プロコン旭川大会』に参加した4名の中学生は、『ふらのみらいらぼ』が展開する4つのプログラムのうちのひとつ、ICTエンジニアのワークグループで『U-16プロコン旭川大会』へ参加するためのプログラミングを学んだ。

 富良野にはプログラミングを教える専科を有する学校がないため、地域のコミュニティが教育の原点になっている。

 今回、富良野勢は旭川大会3位入賞、ベスト8と大活躍した。その原動力となったのは『ふらのみらいらぼ』。ワークグループでは、大人も巻き込んで電子回路制作やプログラミングを楽しんでいる。『U-16プロコン北海道大会』当日も、らぼのメンバーや参加の家族が集まり大画面を見て盛り上がっていたそうだ。大人を巻き込むことの大切さを改めて感じた。

富良野レポート写真3

記念撮影、シャッター早かったかな

今回3位入賞の石黒幹太くんに話を聞くことが出来た。

今回で出場何回目?
― 小4から出てるので4回目

プログラムは毎年強くなってる?
― パワーアップしてる実感がある、プログラムを書くのはとっても楽しい

今後はどんなことに挑戦したい?
― 乱数頼みなプログラムを、もっとアイテムを効率よく回収できるようにしたい

将来はどんなことしたい?(質問が悪かった)
― 次回は優勝をしたい

(文・写真:ITジュニア育成交流協会・理事(旭川在住)/下村幸広)