コロナに負けず、第1回!U-16プロコン阿南大会を開催

 11月8日、『第1回U-16プログラミングコンテスト阿南大会(徳島県)』が阿南高専の第1演習室で開催された。今回は小学生の高学年を対象、オンライン大会になることも想定し、LINEWORKSを使用して課題をやりとりする方式が採用された。大会には地元企業3社(徳島大正銀行、スタンシステム、ナイスリフォーム)が協賛し、ワークスモバイルジャパン株式会社がシステム協力した。

 大会は、実行委員長である阿南工業高等専門学校の吉田晋教授による開会宣言で始まった。本大会では、「特定非営利活動法人みんなのコード」が提供するプログルを利用し、出題された図形を描画するプログラムの完成スピードとプログラミング内容により得点が与えられ、第1回の参加者6名が合計得点を競った。

プログルの画面

プログルの画面

 課題の図形がLINEWORKS上に投稿されると、参加者が自分の回答画面キャプチャを提出していく。間違いがあると指摘がはいり、時間内であれば再提出が可能だ。

 途中から得点棒グラフが画面に表示され、正答が提出されると得点の棒が伸び、接戦の実感もリアルだった。接戦を制し、みごと優勝したのは6年生の近藤彰さん。入賞者には、阿南高専情報コース5年の学生が設計し、レーザーカッターで製作したオリジナルトロフィーと、協賛企業から提供された企業賞などが贈呈された。

表彰式・優勝の近藤さん

表彰式・優勝の近藤さん

特製トロフィー

特製トロフィー

 大会の前に練習問題で課題提出手順のウォーミングアップをおこなったが、参加した6名が次々に課題を提出し、用意していた問題が足りなくなるという嬉しい誤算の場面も見られ、運営に携わった阿南高専の先生方も大いに手ごたえを感じた一日となった。
 優勝した近藤さんは、来年1月におこなわれる『BCN ITジュニア賞2021』でも表彰される。