U-16+1山梨プロコン2024開催、競技部門では梶圭吾さんが優勝、作品部門の金賞は太田遥さんの「プリンクッキング」
2024年12月23日
イベント
U-16山梨プログラミングコンテスト実行委員会は12月15日、第7回U-16+1山梨プログラミングコンテスト2024を開催した。山梨県立甲府工業高等学校・専攻科を会場に、競技部門、作品部門合わせて13名が参加。CHaserを使った競技部門では、山梨県立甲府南高等学校の梶圭吾さんが優勝。作品部門では、甲斐市立竜王小学校、太田遥さんの作品「プリンクッキング」が金賞を受けた。
競技部門で使用したCHaserは、選手があらかじめ作成したプログラム同士を、CoolとHotに分かれ1対1で戦わせるゲーム。碁盤の目状のフィールドに散らばるアイテムをより多く獲得するか、相手にブロックを置くと(プット)勝ちだ。今回は6名が出場。総当たりの予選、決勝トーナメントを経て、決勝に進出したのは、梶圭吾さんと加賀美真桜さん。初戦でHotの加賀美さんがブロックに閉じ込められるアクシデントが発生する中、Coolの梶さんが着実にアイテムを集め、アイテム数35対25で梶さんが勝利した。2戦目も29対15でHotの梶さんがアイテム数で上回り勝利。両者が大接近し、あわや「プット」という場面が何度も見られたが、お互いうまくかわして、いずれもアイテムを多くとった梶さんが2勝して優勝を決めた。
9名が参加した作品部門で金賞を獲得したのは、太田遥さんの作品「プリンクッキング」。最初の2つのステージでできるだけ多くの卵を割り、3つ目のステージで落ちてくるプリンをできるだけたくさん取るというゲームだ。割った卵と取ったプリンの数に応じて最終画面のプリンの大きさが決まり、その大きさを競うというもの。軽快な音楽と効果音も特徴的だ。審査員からは「プログラムはスクラッチで書かれているものの、スクラッチ臭さがない。デザインもコンセプトも統一されていて楽しく遊べるゲームに仕上がった」と高い評価を受けた。(取材:ITジュニア育成交流協会・奥田芳恵/構成:ITジュニア育成交流協会・道越一郎)